2025年度、アミューズメント部会では【過去と今を結び、華やかな次世代へ】をスローガンに掲げ、2026年に控える創立30周年、そして未来へと歩みを進めてまいります。
この近年でいえば遊びの定義は大きく変わってまいりました。時代変化著しい状況だからこそ、29年間歴史を振り返るとともに、アミューズメント部会を紡いでこられた先輩方一人一人のご経験や知識をわれわれ世代が受け継いでいかなければならないと考えます。
次世代においては、アミューズメント業界の幅を広げて新たな発想力を持つ会員の獲得を目指していかなければなりません。人を惹きつけるには常に時代の先端に立つことが求められます。現在の流行と過去の経験を融合させ、未来のトレンドを生み出す人財の開発と成長の機会を十分に提供するとともに、スローガンに掲げる華やかさを持ち合わせた、新時代を切り開いて行きましょう。
<原点の継承>
アミューズメントの原点を振り返ると、そこには「人々が共に楽しむ場」としての意義が見えてきます。当初はギャンブル的な側面要素よりも、親子や友人が気軽に集い、交流し、絆を深めるコミュニケーションツールとしての役割を果たしていました。また、人々の日常に彩りを与え、余暇を豊かにする存在として、多くの場面でも愛されてきました。
この本質的な価値である「楽しみを通じたつながり」は、時代がどれほど進化しようとも決して変わることはありません。日本の 「古き良き華麗で粋な遊び方」 を守り、この精神を未来へと多くの人々にその魅力を届け続けていきましょう。
<次世代への展望>
『人こそ力なり』
本会のスケジュールに合わせ、現役会員がより参加しやすい環境を整えることで、さらなる理念の浸透とコミットメントを促進し拡大していきます。
そして、アミューズメントの定義を広げ、IRカジノ、オンラインゲーム、テーマパークなどの新たな分野を積極的に取り入れ、部会活動を通じて既存の娯楽とフューチャービジネスを融合させ、新しいエンターテインメントの形を創造することが私たちの次世代に向けて目指すべき姿です。
<おわりに>
私たちの業界は、心の豊かさと人々の生活に潤いと活力をもたらすために存在しています。
生きるためにただ生きるのではなく、生き生きと生きるために、部会員をはじめその先にいる人々にも心の充実感を得られる場を提供できるよう、取り組んでいきましょう。
日本青年会議所 アミューズメント部会
2025年度 部会長 青木 千代子