2023年度、日本青年会議所アミューズメント部会では「原点回帰〜アミューズメントの未来を見据えて〜」というスローガンを掲げて活動していきます。日本青年会議所アミューズメント部会は27年目を迎えました。第27代部会長として、これまで諸先輩の皆様が築いてきた歴史を継承し、30周年を見据えて、「業界の正しい発展向上及び会員相互の啓発を図ること」の設立理念に立ち返り、会員各自のビジネスの成長に繋げる一助になるだけではなく、アミューズメント業界をも成長させられる組織へと昇華していけるよう尽力してまいります。
《理念に立ち返る》
1997年にアミューズメント部会は設立されました。これまでの26年間の軌跡は、時代とともに諸先輩の皆様が継承された積み重ねがあり、今日のアミューズメント部会があります。困難を乗り越えてこの組織を発展させてきた諸先輩に心からの敬意を表し、現役会員である私たちが責任世代として、この組織を更に発展させていくことが諸先輩の皆様への恩返しに繋がると信じております。そのためには、アミューズメント部会の理念に立ち返る必要があります。アミューズメント部会の理念は、「業界の正しい発展向上及び会員相互の啓発を図ること」です。我々、責任世代が新しい知恵を持ち、率先して行動を起こすことにより、変化に対して柔軟に対応できる人財にならなければなりません。アミューズメント部会の魅力をさらに高め、部会や業界のみならず、社会の発展に向けて活動してまいります。
《全国のネットワークを駆使した会員拡大》
青年会議所は、全国に約27,000人の会員を誇り、会員同士における出会いから日々、事業の拡大や新しいビジネスが生まれております。その新たな出会いや新たなビジネスを創出させるためには、組織として価値や魅力を更に向上させる必要があります。
コロナ禍によって会員相互の交流が減少し、またアミューズメント業界も大きな煽りを受け、2023年度 現役会員の期首会員数は14名となり、会員減少に歯止めかかっておりません。しかし、未曾有の危機を乗り越えた私たちであれば、もう一度アミューズメント部会を発展させられるはずです。私も含めて現役会員の中にはLOMでの経験だけではなく、出向経験が豊富な会員がいます。全国のネットワークを駆使して、アミューズメント部会の魅力を発信し、会員拡大を図り、組織の魅力をさらに高めてまいります。そして、他種多様な会員が所属する組織にすることにより、部会から新たなイノベーションを生み出しましょう。
《おわりに》
アミューズメント業界は、スマート遊技機の導入により、新時代が幕開けし、大きな変革期を迎えております。我々は現代の娯楽を考えるだけでなく、次代のこども達が大人になった時の娯楽産業まで考える必要があります。責任世代である私たちがこの機会を好機として捉えて、明るい未来を描き、業界のあり方を示し、率先して行動する必要があります。
私が青年会議所に入会し、様々な経験や出会いができていることはアミューズメント業界のおかげです。日頃より支えていただいている会社や家族、仲間たちに感謝の気持ちを持って一つでも多くのことを業界に還元できるよう、アミューズメント部会と業界の更なる発展に向けて、全力で誠心誠意に取り組んでいく所存です。一年間、どうぞよろしくお願い申し上げます。
日本青年会議所 アミューズメント部会
2023年度 部会長 高木 隆太